大学院を卒業してからあっという間に一年以上も経ち、2回目のミネソタでの冬です。もうすでに最高気温がマイナス何度という世界。。寒さが半端ないです。先月には日本に一時帰国をしてきて、無事に就労ビザをもらう事が出来ました。これでまずはひと段落。
ミネアポリスのクリニックでの仕事も一年働いて、最近は前より落ち着いて仕事が出来るようになりました。去年ゼロからスタートした脳震盪のプログラムも少しずつ形になってきて、このエリアの中高生を中心に、怪我後の三半規管(vestibular rehab)と頚椎のリハ(C-spine management)、それから症状がなくなってからスポーツの戻るまでのReturn to play / Exertion Therapy を行っています。ミネソタ周りでは脳震盪後の評価と治療のどちらもがまだまだ遅れていて、これからもこのコミュニティでやれる事は多そうです。アメフトに加えてアイスホッケーも盛んな北国ですから、アスリートがより安全にそれぞれのスポーツに戻れるよう手助けできればいいなぁって思います。
このプログラムの他にも、整形/スポーツのリハビリもやらせてもらっていていい経験になっています。特に術後のリハビリの経験が学生時代あまり多くなかったので沢山のケースをみれるのはありがたいです。まだまだ到底自分の納得のいく技術(診断、治療とも。。)には達してないなという思いもあり、去年からManual Therapy Institute (MTI)のFellowship programに入って整形リハの勉強をし直しています。ここ一年で自分の患者さんへのアプローチも少しは変わったとは思いますが、まだまだ詰めが甘いところだらけです。勉強をしていて、人の身体って奥が深いなぁって感じる今日この頃です。
さて、上にも書いた通り色々と充実した一年でしたが、8月にもう一つ嬉しい知らせが有りました。男子プロテニスツアー であるATP WORLD TOUR のオフィシャルフィジオセラピストとしてフルタイムで働く仕事のオファーを頂きました。ずっと目指してきたポジションんだったので、もちろんこのチャンスを受けることにしました。自分がずっと尊敬し、目標にしてきたスタッフと一緒に働けるのが、何より嬉しいです。12月半ばにスタッフとのミーティングに参加して、年末から遠征に出発します。(初トーナメントは、ドーハ。。行ったことない。。)せっかく落ち着いたのに、またバタバタと忙しくなりそうです。
やっとアメリカに来てからの目標のスタートラインまでたどり着いて、自分の中で人生の一つの節目かなと感じています。まだ何も始まった訳ではないし、頂いたチャンスを活かせるかが次の課題なので、気を緩めずここから頑張ってこうと思います。っというわけで、30代も充実した生活を送れそうです。
今いるクリニックにも要望を聞いてもらい、引き続きパートで雇ってもらえることになりました。今週金曜日が、フルタイムとしての最後の仕事です。これまでいろんな人にサポートしてもらってきて、感謝をしてもしきれません。またテニスの仕事が始まったらでも、ブログを少しずつアップしていこうかなと考え中です。脳震盪リハについても書いてみたいし。久しぶりにブログ書きました。
ではでは、師走に入り忙しくなると思いますが良いお年を！！
