2010-10-27

Evidence based practice (EBP)。

先週末からもうすぐ11月だというのに、ピッツバーグはやたらと暖かいです。調子に乗ってクリニックにチャリでいったら、さすがに朝は寒かったですが。。

たまにはPT/ATC関係の話も書いてみようかと。大学のトレーナーの勉強を始めてすぐの攻めスターにたしかevidence based medicine のレクチャーがあった気がしますが、その時はいったい何の事を話しているのかチンプンカンプンでわかりませんでした。簡単に何の事をいっているかというと、毎日の患者の診察/治療(clinical practice)で、研究結果に基づいた診断法や治療(Test / Outcome measures / Interventions)を使う医療の事。医療を提供するものとして当たり前の事の用で、言うのは簡単だけど実際にクリニックに取り入れるのは難しいものです。研究結果は常に新しいものが出てくる訳で、その新しい研究を常に理解していなきゃBest Practiceにはなりません。

実際自分もトレーナーとして働いている時、EBPには反した、曖昧な治療をしていました。例えば腰の診断/治療。とりあえず痛い所はどこか?何をすると痛いのか?どこが張っているか?って所くらいまで見て、張っているところをマッサージ、それから電気治療にホットパックにテーピングみたいな感じで。(もちろん治療に対する選手の反応もそしていまいち。。)自分の中でもやっぱり的を得た治療をしてないのがはっきりと見えていて、納得できませんでした。おそらくこれが院に行こうと決めた決定要素の一つでもありました。

ここ1年半でいろんな論文を読まされたり統計のクラスやらをとらされて、頭ではこれが大事だ!というのはわかっていてもそれをクリニックでの実習や仕事にどうつなげるのかがわかりませんでした。大体、Specificity / Sensitivity / + & - Likelihood Ratio / Prevalence.......なんていう統計は研究のためだけに使うんじゃないのとか思っていました。。でも実際患者に使うSpecial Testは、上に書いた統計の数字が出ていなければテストの結果をどう使うかがはっきりしませんし、治療も研究でどんな結果が出ているのかをわかっていなければ自分の患者がどう反応するかはわかりません。未だに統計は自分の弱点ですが、ここ最近で大事さがわかった分少しずつ復習しようとしているつもりです。まだまだ一人前にはほど遠いですな。。

ここ数日EBPの大事さを再確認したので、ちょいと日記に書き留めておきました。誰かの為、というよりは自分に言い聞かせるために。。。ちゃんとしよーっと。

明日は午前の授業後にアメリカPT協会(APTA)主催の学生コンベンションみたいなのがあるのでクラスメイトたちとニュージャージーに行ってきます。自分だけNATAのコンベンションみたいなノリですが。。一人だけ浮いてたらどうしよ。。まぁ楽しんできます。


0 件のコメント: